2008年7月14日月曜日

猿が去る話(かなりしょうもない話です)

最近、寝る前にダンナと、シャレを題材にした話をします。

中でも秀逸だったのが、ダンナ作
・豚がぶった話
・蛙が帰る話
・布団がふっとんだ話

この前は、「猿が去る話」でした。
まず最初の話はすごいつまらなかったので、「もう一回作ってくれ」と言って、新たに考えてもらいました。
それがこんな話です。随所に「さる」にまつわるシャレが散りばめられています。

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俺は野毛山動物園にいる猿のまさる。
俺が好きなのはスポーツ、なかでもボールを蹴ることが大好きだ。そう、フットサルが俺の趣味なのさ。
今日は上野動物園の猿との試合だった。圧勝だった。

フットサルでおなかが空いたので、動物園のゴミ箱をあさることにした。
動物園の飼育係は、気が向いた時しかえさをくれないから(※物語の設定上です。事実ではありません、て当たり前か)ゴミ箱をあさることにしている。

ゴミ箱をあさっていると、ガラスの破片が出てきて手を切りそうになった。
すると近くにいた猿が「大丈夫ですか?痛くないですか?」と心配してくれた。
俺は「大丈夫ですよ」と答えた。

やさしい猿だなあと思い、その日から俺は彼女のことが気になってしまった。
彼女の気を引こうと、追いかけたりするのだがぜんぜんつかまらない。
俺は自分にさるぐつわをしてみたのだがこれも全然彼女の気は引けなかった。

どうしようか、と考えたところ、「そうだ!俺の得意なフットサルで活躍しているところを彼女に見てもらおう」と閃いた。
次の試合相手はヴェルディ東京になった。

俺はさる子(上に出てくる彼女の名前)ちゃんに言った。
「今度の試合、見に来てくれ。(今度の試合相手である)人間に勝ったら、俺と結婚してくれ」
さる子は困った顔をしてた。

試合当日。やはり人間はすごくて、猿では到底適わなかった。結果は惨敗。
俺はさる子に合わせる顔もなく、野毛山動物園を去ることにした。

とぼとぼとと歩いていると、後ろから足音がした。
さる子「まさるさん、待って、行かないで。今日の試合を見ていて、あなたのことが好きになってしまったの」まさる「試合は惨敗だったんだ。さる子ちゃんに合わせる顔がないよ」
そう言って俺はまた歩きだした。

さる子「そんなことないわ。負けてしまったけれど、すごく活躍していたじゃない。かっこよかったわ。」

俺は振り向いてさる子を見た。
さる子と抱きしめあい、キスをした。


後日談:まさるとさる子は結婚して、二匹の小猿(メスとオス)をもうけました。まさるの出るフットサルの試合には、さる子と子供たちがお弁当を持って観戦に行っているようです。

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という話。
なんかちょっと感動してしまいました(バカですが)。

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