2008年1月29日火曜日

2008年その2

食品の裏側

ミランカで著者の出ている番組を見て以来、「絶対に読もう!」と思っていた本でした。
いやー、怖い怖い。これこそまさに現代の怪談です。

①まず、化学調味料が一番多く使われている食品は明太子らしいです。たしかに色がきれいすぎるし、無着色とか書いてあっても裏返せばカタカナの知らない物質が使われている。
おまけに価格もけっこうするのでここ数年は明太子を食べていません。
そして、練り物やハムなども多いらしい。かまぼことか、ウインナー、ソーセージ。たしかに表示を見ると添加物が多いもんなー。まあかまぼこなんて正月しか食べないけど。

②驚愕したのが、「低塩梅干」だからといって、必ずしも「高塩梅干」より体にいいとは限らないということ。
塩をたくさん使ったものを食べると、それだけ高血圧になる心配が出てきます。しかし、塩を沢山買うことによって、保存効果や色落ち防止効果もあるとのこと。
しかし、塩を減らすと、その分それらの役割を化学調味料で補わなければならなくなってしまうらしいのです。
なんという盲点!!!!!!減塩だからいいというわけではなかったのですね。いやこれには目からうろこ。まあ、わたしゃ梅干好きじゃないから食べないんだけど、これは梅干以外の漬物にもいえることですな。
やっぱり漬物は家でジップロックでつけこんだほうがいいねこりゃ。

③醤油は、本来は、「丸大豆、小麦、食塩」で作られるのが本物らしいのですが、現在スーパーで200円くらいで売っているような安い醤油は、まがいものらしいのです。
どしゃー!!家にある醤油を見てみると、高かったのは大丈夫だけど、安めのものは、この3つ以外のものも入っていたりする。。。。。あがががががががが。もうちょっと調味料にもお金をかけようと決心しました。

④みりんは「もち米、米こうじ、米焼酎」で作られるのが純米みりんらしい。うちのみりんは高めのものを買っているので合格です。みりんてあんまり使わないから、高いのかってもいいやーと思って奮発しといてよかったよかった。

⑤これが一番びっくりした。
コーヒーフレッシュは、クリームや牛乳は一切使われておらず、水と植物油脂と乳化剤その他化学調味料で作られているらしいのです。なんかすごいショック。大ショック。
子供の頃、妹達と「うまいよねー」といいながら、コーヒーフレッシュそのままのんでたのに。っかーーーーー!!なんてアホなんでしょ。無知って怖いねえ。
会社でもたまに使ってました(ミルクティーにするため)。もう使わない。

⑥添加物は、食品の裏側に書かれている数だけ使われていると思っていたら、違うらしいのです。
「一括表示」という制度!?で、同じ目的のために使われるのであれば、一括して「香料」とか「乳化剤」とかって書いてもいいらしいのです。
よくお菓子の裏側に書かれている「香料」も、六百種類もある中の、どれがどういう組み合わせで使われているのか、いくつ使われているかは食品の裏側の表示からはわからないのです。
なんておそろしいこと!!!
そんなからくりしらんかった。

⑦よく食品に表示されている「アミノ酸等」。これは、味の〇のことだということは、どこかで聞いて知っていました。わたしゃ味の〇食べたことないから単体ではどんな味だか知らんけど。
これは、「グルタミン酸ナトリウム」のことらしいです。これも汚いよね、「等」ってなんだよって感じでございます。これもやっぱり「等」を隠れ蓑にして実際は何種類使われているかわかったもんじゃないとのこと。

⑧カット野菜を、スーパーでよく買います。キャベツを千切りにする手間が減ってラクだから。
しかし、それって、「殺菌剤」の入ったプールで消毒されているらしい。否・・・・・・ひえええええええええ。比叡山延暦寺ですよ、もうほんと。
この本を読んだ翌日から、丸のキャベツを買ってきて千切りにして食べています。千切りにするのはめんどくさいけれど、キャベツの甘みがあってものすごくおいしいのです。
手間かけてもおいしいものが、しかもパック野菜よりも丸のほうが結果的には安く買えているのでいいこと尽くめです。

⑨着色料の「コチニール」とは、サボテンにつく虫の死骸の色らしいです。某繊維系飲料もこれだとか・・・・・・。色はピンク。PHを調整するとオレンジ色になるらしいです。
こわくてもう清涼飲料水買えないよ。もう水とお茶でいいよ。
ちなみに、安い抹茶のお菓子は、抹茶ではなくなんとか虫の糞を使って緑色を出している、という話を聞いて、安い抹茶のお菓子は、ウラに「抹茶」を使っている表示が無い限りは買わなくなりました。

⑩たんぱく加水分解物、という成分が、現在の食料品に使われているうまみ調味料らしいです。
作り方は2パターンほどあるらしいのです、あるパターンで作られた場合、発がんの危険性を否定できず、けっこうメーカーも慎重になっているらしい。
こわいもんが入ってんだなー!!と思って台所を見たら・・・・・あったよ。
ソース(あんまり使わないけど)、カレーフレーク(3ヶ月に1週間くらいはカレーにするのに・・・・・)に入っていました。
こりゃもうカレーはインド人のようにスパイスから作るしかないのか????まあ、スーパーでもうちょっとカレー粉を見てみようと思いました。

・・・・・てかね、もういいのです。
本を読みながら何度も台所で家にある食品の表示を確認しました。そのたびに驚愕でした。
えーーーーー!この添加物やばいのか!なのに使われてるじゃないかー!!
とか、お菓子には全部香料が入ってるよー!!とか。
もう、ばあちゃんやじいちゃんが買ってきていたような昔ながらの煎餅か自作のお菓子しか食べられません。もうそれでいいです(でもじゃがりこは捨てられない・・・・・・)。

添加物には気をつけているつもりでしたが、全然でした。まだまだでした。認識の甘さを知りました。
一家(といっても2人だが)の台所を預かる人間として(土日はだんなだけど)、食品の裏側のチェックはもっともっと厳しくして、ゼロは無理でも少しでも添加物をとる可能性や機会を少なくしようと心に近いました。
この本を読んで非常によかったです。そして、とても読みやすくて2時間ほどで読んでしまいました。
添加物や食品のことに少しでも危機感のある方にはぜひおすすめです。ものすごいおすすめ、猛烈おすすめです。

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日本昔話
これを読んでいて、ある意味一番怖いなと思ったのは、「一夜妻」という風習が昔はあったということ。

旅人とかが家に泊まると、その家の奥さんは、その夜旅人をもてなすために一晩枕を共にするらしい。
旅人=異のところから来た人=神様 だからもてなさなきゃ、という考え方だったらしい。

そんなー!!
そんなこといったら、子供が生まれてもどこの誰ともよく知らない旅人の子供の可能性も・・・・・・。

そんな世に生まれなくてよかった。本当によかったと思いました。

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ハローバイバイの都市伝説
松尾芭蕉は服部半蔵・・・らしい。
奥の細道の記述どおりに芭蕉が行動したとしたら、忍者ではなければ到底無理な距離を動いているらしい。
それはなんか聞いたことがあったけど、まさか服部半蔵とは!!!!!!!
ちょっとこれ、もっと詳しく知りたいわー。

それと、驚いたのは、山手線と山手線の内側に走っている中央線は、太極図☯を描いているということ。
東京を守るために、風水的にそうしたらしい(本当かどうかわからないけれど)。
でもなんかものすっごく納得。

どうして中央線はまっすぐ走ってないんだ???別に代々木なんかに山手線と中央線の二つの線が止まる必要ないだろうに。変なのー、というのが長年の疑問だったから。
あー、なるほどなと。

んでもって、太極図☯の陽の部分が皇居で、陰の部分が歌舞伎町らしい。面白いなー。

んでんで、高尾山から東京の街に気を運んでいるらしい(中央線が)。
むむむ。

私がおやじから聞いた話は、中央線は富士山から皇居に気を運んでいると聞いたのだがどうなのだろうか。そんでもって、その「気」に引かれるがために中央線は線路への飛び降りが多いらしい。

もっとここらへんのことが詳しく書いてある本を読みたいわ。

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武田三代
武田氏の金山の話が書かれていることを知り、この本を借りました。

しかししかし、これがもうとっても面白かった!

武田三代(信虎、信玄、勝頼)にかかわる色々な人物の話がオムニバス形式で10話くらいかかれていました。どれもこれも興味深かったです。

そして、やはりこの戦国時代というのは悲しいものだなあと思いました。

庶民は戦に借り出され、武将だって手討ちにされたり無駄死にすることも多かったし。女の人は望まない結婚だってあったし。
何よりも、ほんと長篠の戦ってばかばかしい、武田氏が。
鉄砲に騎馬隊が勝つわけねーだろアホか!!
長篠の戦は、朝5時に始まって、昼3時にはもう決着がついていたらしい。
中学だか高校の時の歴史の時間に知って、呆れましたが、やっぱりこうしてまた本を読んでも呆れる。

上司がアホだと部下が苦労するという図式は昔も今も変わらないのだなあ。

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