2008年9月30日火曜日

絞りについて、被写界深度

絞りを開くと たくさんの光が通るので、短時間で 適正露出になり
絞りを絞ると 少ししか光が通らなくなるので 適正露出にするには時間がかかります。
この、光を通す時間を「シャッタースピード」 とよんでいます
ですから、シャッタースピード と 絞りは 常に対の関係になっているわけです。
もうすこし、具体的に言いますと、 レンズを通る光の量が2倍になると時間は半分に 
レンズを通る光の量が半分になると 時間は2倍かかる と言う関係が成り立っています


絞りを開く=レンズが大きく開くので穴の面積が大きくなり
たくさんの光を通します(光量が多い)=F値が小さい=シャッタースピードが早い=背景がぼけやすい

絞りを絞る=穴が小さくなるため、面積が小さく
あまり光を通さなくなります(光量が少ない)=F値が大きい→シャッタースピードが遅い

F値というのは、絞りの単位として使われています。
F値とは レンズが光を通す量を表していて
F値は 数字が小さいほど、より多くの光を通し 
大きいほど、光を通さない

F1.4 F2.0 F2.8 F4.0 F5.6 F8.0 F11 F16 F22
多い←-------- 光量 -----→少ない
開く←-------- 絞り ------→絞る

F値は、1/1.4倍ずつ
絞りのF値についてもっとも重要なのは
F値が 1.4倍 になると (一段絞ると) 光は半分の量になり
F値が 1/1.4倍 になると (一段開くと) 光は倍の量になる

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絞り=レンズを覆っている部分ということなのかな??
絞り値が小さい=レンズを覆っている部分が小さい=光が多く入ってくる

ということなのか。

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被写界深度を浅くする=ピントの合っている範囲が狭い
逆に被写界深度を深くする=全体にピントがあうようになる

被写界深度 浅 深
レンズ 望遠 広角
露出 開放 絞る
F値 小さい 大きい
被写体の位置 近い 遠い
シャッタースピード 速い 遅い

絞り優先は、ピント優先のカメラです。ピントを合わせ、まずピントの合う範囲を設定してから、シャッターを切るというやり方です。
シャッター速度優先は、最初にシャッター速度を決めて、これに応じた絞り値が後から決まるという方式です。
シャッターを250分の1秒に設定すると、これに応じた絞り値がその時の撮影状況に応じて自動的に決まります。
したがって絞り優先のときはシャッター速度が、シャッター速度優先のときは絞りが犠牲となり、与えられている適正露出の範囲内でそれぞれを動かすことしか出来なくなります。

ピントを合わせたいところだけ合わせるテクニックを「被写界深度」と言います。
これは自動焦点でも問題なく出来ます。

★ 絞りを開ける・絞る/開放絞りとは 絞りは、撮影レンズの構成の中に組み込まれていて、絞りバネによる穴の大きさを変え、
レンズを通る光の量をコントロールします。 
「絞りを開ける」とは、この光の通る穴の大きさをさらに大きく開くことです。
「絞りを絞る」とは、逆に絞り羽根の穴を小さくすることをいいます。

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∞(無限大と言う)は一番遠くに焦点を合わせるという意味です。
よって大桟橋辺りから観覧車(直線距離で30メートル以上先の被写体)にピントを合わせるなら躊躇なく「∞」でOKです。

とくに夜景などは肉眼で見えた通りに写らない代表格。
すべて手動モードで撮る必要があります。
①ピント位置は取りあえず∞(無限大)でよいでしょう。
②絞り優先方式を選んで絞りはちょっと多めでF5.6くらいかなぁ
③その代わりシャッター速度は相当に遅くする必要があります。(1/15~1/30secくらい)
ちなみに上記はコンパクトデジカメでは至難の業です。よって一眼レフの出番となります。

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