2007年10月9日火曜日

1日目(日光→川俣温泉)

二泊三日で、栃木と群馬の旅に行ってきました。
わが夫婦の特徴といしては、いつも計画性が無いのだけれども、今までの反省を生かして図書館でガイドブックを借りたりしていろいろと見てみました。

結果、
1日目→日光
2日目→片品村のあたり
3日目→そこらへんをみて帰る
・・・というプランになりました。

いつものように、レンタカーを借りました(うちは車持ってません)。

1日目は、まず8時にレンタカー屋さんへ行きました。
今回の車は日産マーチ!この車、すごいかわいい外観で好きなので、初めて乗れてとてもうれしかった。色はベージュっぽい色で、変わっていました。

まずは日光に目的地をセットして、日光東照宮へ行きます。
途中のSAで降りて、ソフトクリームを買いました。とちおとめがよかったんだけど、売り切れていたので北海道ソフト。イチゴ味が食いたかっただよーーーーーー。残念です。
田舎の高速道路といえば、何よりこのきれいな景色が素敵です。
そして、「いまいち」という面白い地名がありました。

途中のサービスエリアで、こんなんもらいました。
飲酒運転はよくないね、歩きタバコもきらいだけど。もちろんうちの夫婦はどっちもしません。

そして、東北道を降りて日光なんとか道路を通って日光に着きました。
目的地を最初へんなところにセットしたので迷ったのですが、無事カーナビ君のおかげで目的地に着くことができました。

日光はなかなかやはり人が多かった。やはり世界文化遺産なだけあります。
まずは輪王寺に行きました。
そこで、一人1300円を支払い、いろいろなお寺に行ける券を買いました。



まずは逍遥園へ入りました。古式ゆかしい日本庭園や書院造の建物がありました。



だんなは、この苔がきれいだと感動していました。たしかにきれいだけど、こんなの実家の庭にもあったような気がするぞ。さすがだんなは都会!?育ちです。
そして、修行中につき立ち入り禁止の札が。修行してるんだーとちょっとびっくり。
その後、宝物殿へ。江戸時代のものがいろいろとおいてあります。家茂の書がいろいろと掛けられていました。うまかった。
その後、改修している本堂へ。

中には天海の像がありました。感動した。天海というと、私の中では最大のなぞに満ちた人物なのです。子供の頃読んだ本に、こんなことが書かれていました。
「天海は家康に使えていた僧侶。江戸城の鬼門に当たる場所に寛永寺を造り、そこに金塊を埋めた。それにより、徳川家は約300年という永きにわたり繁栄した」という話です。もうすごい興奮した。子供ながらにすごい興奮したのを覚えています。たしか当時小学生。友達と遊ぶよりも本を読むことが多かった私は、家の本を片っ端から読んでいました。その中の一冊のこの話にすごい惹かれた。
今でも、もっともっと天海のことについて知りたいと思うのですが(上のエピソードの辺りについて)、なかなか知ることはできません。
とにかく、やはり天海は家康の近くにいる(像ではありますが)ということがわかって感動しました。家康が幕府を開けたのも、天海に拠るところが大きいのかもしれないなーとか、江戸時代に思いを馳せてみます。

次に、とうとう大本命の東照宮へ。生きているうちに、一度は行ってみたいと思っていた日光東照宮へくることになろうとは。もうめちゃめちゃうれしかったです。
次に、近くの茶屋!?のようなテントで、たまこんにゃくを買いました。みんな食べていておいしそうだったから。3個が串に刺さっていて100円!味がしみていてなかなかおいしいです。
日光といえば猿が有名。そして、「みざる、いわざる、きかざる」の三猿が有名。
この「三猿」と「眠り猫」は絶対に見たいと思っていたのでした。
歩いて行くと人だかりが。見ると、三猿がいるではないですか!そしてほかにも猿の木彫りが沢山!そしてそれぞれに意味があるらしい。
順番に、子供から大人へなっていく図なのかなあと思うと、こういうところにも意味があってとても面白いと思った。いやー、深いね、東照宮。さすが東照宮!!

そして、歩いて行くと、ガイドブックで見た、石で作った鳥居に着きました。よく石だけで作ったなあと感動。見てみるとつなぎ目があります。どうやって固定しているのだろうか。アロンアルファ(んなわきゃーない)。

周りの建物もとてもきれいです。


ふと、結構な人だかりが。何かと思って近づいてみると、かの有名な「みざるいわざるきかざる」が!!オーーーーーーーーーーーーーーーーーこーれーかーと大興奮!!
猿はたくさんあり、下のほうに解説がついていました。以下、その解説も引用。
①母子の猿。母親は子供の未来までも考えている。
②子供の内は、悪いことは見ない・聞かない・話さない。
③じっくり腰を落ち着けて、これからの人生を考える。
④若いうちは可能性が多い。望みを大きく持って上を見る。
⑤崖っぷちに立たされた猿。しっかりと足元を見つめる。
⑥恋愛中?やがて良き伴侶を見つけ結婚することになる
⑦二人で力を合わせれば、世の荒波も乗り越えて行ける
⑧妊娠した猿。やっと親の苦労が分かる。二世誕生も間近。
猿の近くでは、こんなものも売っていました。ちなみに、この写真に写っている人は私ではありません。どこかの人、入っちゃってすみません。

その鳥居を通り、陽明門へ。あの有名な陽明門。ものすごく細微な装飾がほどこされています。よくぞここまでこんなにきれいに作ったなあと感動しました。



そこを通ると、眠り猫のエリアの入り口に。眠り猫は別料金なのです。

 入るとすぐに眠り猫。けっこう小さい。あの左甚五郎の造ったという有名な眠り猫。確かに寝ている。猫好きの私としてはかわいすぎてたまらんものがあります。

眠り猫を通ると、石の階段が続いています。これがけっこうハード207段あるらしい。

途中にはこんな看板が。たしかにねえ、と納得。
山登りや階段のぼりは、人生にとても似ているなあと思う。富士山に登ったときも思った。困難の連続。でも、登れば登るほどきれいな、今までとは違う景色が見れる。爽快。ほんと人生に似ているよ。

そして、登りきると、そこにある自動販売機に目が留まった。全部「おーいお茶」じゃないか!なんてすごいんだろうとある意味びっくりら。
そして、奥の宮へ。これは、家康のお墓らしい。日光東照宮は、これのためにつくられたんだもんね。すごいものですよ、造った家光もすごいもんだ。

そして、眠り猫のキーホルダーを買いました、300円。やっぱり神社だからなのか、結構安いなあと思った(右側が眠り猫のキーホルダー)。
階段を下りて、また眠り猫のところへ。そこでおばちゃんの声が聞こえてきた。「あの猫大したことないわよ、白と黒のぶちじゃないのー」だと。うわー、すげー気がぬけた。その通りなんだがね。ええ。でも、左甚五郎の眠り猫といえば有名じゃないの、それをおばちゃん、さすがおばちゃん。
旅行中、何度も思い出して笑ってしまいました。

そして、隣にある 薬師堂へ。座って住職の方のお話を聞きます。昔、将軍がここにきて着替えたり休んでから御参りをしたとのこと。現在の徳川家の人もそうしているらしいです。ちょっと感動した。
そして御参りをしました。
かの有名な(サスペンスドラマで知ったのだが)鳴き龍を見ました。本物はここにあったのか!
それにしても、こんなにすごいたくさんの奉納されたお酒を見たのは初めてです。
実際はもっとありました。

ほかにもいろいろあるらしかったけれど、歩き回って疲れたので、東照宮を後にして次の目的地へ行くことに。
その前に、東照宮カステラ(金箔入り)を買いました。なんで2本も買ったんだろうー。
あと、父の誕生日プレゼント兼お土産に買って実家に送った。
んが、父も母も、これと一緒に贈った徳川家献上の饅頭のほうがおいしかったらしい。かなりおいしかったと感激したらしい。うちにも買えばよかったー。

それと、有名なのかなんかわからんけれど、金谷ホテルというところのチョコのお菓子もあったのでそれも買いました。おいしかった。
近くのみやげ物屋さんで、こんな湯飲みが売っていた。ツボにはまりました!!!というわけでお買い上げ。これはひさびざすごいツボにはまった湯飲みでした。これでお茶のむぞーーー。三ツ矢サイダー飲むぞー!

そんで、妹2のためにキティーのストラップ(湯葉にまかれている)を買い、近くのうどん屋さんでご飯を食べました。
ゆず唐辛子をめんつゆに入れるのだけれど、これがまた美味でした。
めん処しまやというお店でした。
そして、宿を目的地に設定しました。
山道を走り始めたとたん、目の前に動物がたくさんいるのが見えました。
ぬあんだーーーーーーとだんなと驚いた!お猿さんがたくさんいました。
中でも、小猿を背負った猿がいて、とてもかわいかったー。

途中で、展望台があるとのことで(カーナビにより)、そこによることにしました。


行ってみると、なんと素敵な!なんと日光でここにもいつか行ってみたいと思っていた、華厳の滝と中禅寺湖が一望できるではないですか!!!!!!!!!東照宮に続き、一生に一度は見てみたいと思っていたものが一日で見れるなんてなんて幸せなんでしょう。
華厳の滝は、さすが三大瀑布というだけあり、非常にきれいでした。見た瞬間、感動した。

広い中禅寺湖から落ちる華厳の滝。本当にきれいです。さすが日本三大瀑布というだけあります。
那智の滝(和歌山県)、華厳の滝(栃木県)、袋田の滝(茨城県)
3つのうち、全部見た!だんなと見たのは華厳の滝と袋田の滝。那智の滝は、小学生の頃に家族旅行で行った。

初めて、観光地にある望遠鏡を使ってみました。こんなのにお金払うなんてばかばかしいと思っていたけれど、これがすごい!遠くの華厳の滝のみずしぶきまで見れるのです。2回も見てしまいました。いやーーーーーーすごかったです。

そして、宿に向かって走ります。途中はものすごいくねくねがたくさん。さすが山道です。
だんな、よくがんばった!私は無免許なので助手席専門ですが・・・。
そして、ここからが大変な事態に!あと数キロで宿だーーー!!と二人で喜んでいたところ、対向車のおばちゃんが泊まり、てまねきをしている。
なんだなんだ?と思ってだんなが窓を開けると、
おばちゃん「大変よ、だめだめ、先に行けない」とのこと。先の道がふさがっているらしい。
というわけで、あほな私たちは来た道を引き返しました。とにかく暗くならないうちに来た道を引き返してしまいたかったのでかなり急ぎました。
PHSもつながらないので宿にも連絡できず・・・。
そしてやっとこさお店がある場所に戻り、公衆電話を見つけて宿に電話をすると、確かに夜間はバーが降りていてしまっているのだけれど、手で持ち上げれば開くとのこと。んがーーーーーーーー。
しかし、結構戻ってきてしまったので、別ルートを教えてもらってそれで行くことにした。
有料道路ということだったがどこにも料金所がなかった、摩訶不思議。
5時半に着く予定が、8時にやっとこさ到着した。おなかもすいて疲れきった(特にダンナ)。
すぐにご飯にしてもらいました。部屋食でした。
ちなみに、とまった宿は「ふくよ館」

部屋食というと、昔は、「将来つきあっている人とか夫と二人で旅行したとしても、温泉で部屋でご飯食べるのは絶対やだー。向き合って食べるなんて恥ずかしすぎる!」と思ったものでした。
んが、実際にそういう状況になっても、別になんも恥ずかしいもなんともないです。

閑話休題。
ご飯はとてもおいしかったです。山の中ということだからなのか、山菜もおいしいし、まさしく素朴な味。そばは女将が打ったものらしく、そばのあじがしてとてもおいしかったです(社員旅行で寄ったお店の手打ちそば屋よりもそばの味がした)。
そして、岩魚のみそ焼き。みそは自家製らしく、味噌汁もおいしい。とにかく、どれもこれもが薄味で素朴な味で、とても素敵でした。

布団はすでにひかれていて、ゆったりできました。
その後、温泉へ。ここの温泉にしたのは、源泉掛け流しだからというのが理由のひとつ。
まずは内湯へ。熱めですが、ゆったりできました。人が少ない。

その後、混浴の露天風呂へ。だんなと一緒に行きました。
バスタオルを巻いて入っても良いということなので、それを巻いて入りました。
最初はだんなとふたりきりでした。緑色にライトアップされた木とすぐ近くを流れている川のせせらぎがなんともきれいで心地よかったです。

んがしかし、露天風呂に下りる階段のすごいことすごいこと。
急な上にながーーい。上るときはかなり疲れました。
その日は疲れたので、すぐにぐーすか寝ました。とにかく疲れた。

ちなみに、部屋に飾ってあった絵馬が干支全部で、なかなか興味深かったです。


そして、これが部屋から見た風景。大自然の中です。

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