2012年4月21日土曜日

天気のこと


高校講座の地学で天気の仕組みや地球の大気などのすごさにはまり、図書館でも本を借りてみました。

まず最初に読んだのは「天気の大常識」。小学生向けに書かれたものっぽい(ふりがながたくさんふってあるので)。
しかし、私が小学生の時に読んだら?????だっただろうなあと思う。
平易な言葉で書かれていたけれど、基礎知識がなかったらやはりわからなかっただろうなあと思う。

次が、この「百万人の天気教室」。
最初のほうの気圧傾度のところなどはなんだか数式が出てきてよくわからん。気圧傾度自体はわかったけれど、数式が???
まずは数式よりも仕組みを理解するところからということで数式のとこまで興味が出てきたらだんなに教えてもらおう。
この本はけっこう深く踏み込んでいて、ちょっと難しかったけれど、ものすごく読み応えがあった。
今まで、これってどういうことなんだろう?とちょっとした疑問だったことの答えが色々見つかった。

この本は、ちょっと大げさかもしれないけれども、私を一段も二段も三段も、今までより奥深い気象の世界へ連れて行ってくれました。
日本に四季があるのは代表的な高気圧が関係しているということは理解していたけれど、それぞれがなぜ出てくるのかは、大きく言えば太陽の日射が関係しているのだということがわかり、それが私にとってとても大きなものでした。
北半球の日射量が多くなると、赤道付近がより温まって暖気が強くなり、低緯度を流れていたジェット気流が北上する(ジェット気流は、暖気と寒気がぶつかり合うために起きる)。
その途中、日本の上空にあるときに移動性高気圧や温帯低気圧がやってくる(春)。もっと日射が強くなると暖気のほうがより勢いが強くなるのでジェット気流はより北上して日本は(北海道を除き)暖気に包まれて暑くなる(夏)。
日射が弱くなってくると、ジェット気流が南下してきて移動性高気圧や温帯低気圧が(秋)。そして、さらに日射が弱くなるので暖気の勢いが弱まって寒気の勢いが強くなるので、ジェット気流は南の方に。日本は寒気に包まれる(冬)。
太陽放射と地球の公転や自転による大気の流れが、中緯度である日本の四季を作っているんだなあっていうことを実感させられました。

とても面白かった!!
子供を抱っこしつつ(抱っこしてくれないと寝てくれないとき)や、おっぱいあげていて子供が寝ている時なんかに読みました。


ものすっごい面白い。気象って本当によくできている。地球ってすごいわー!!!

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