2012年7月9日月曜日

遺伝から物理の話

娘が産まれ、遺伝とはなんと不思議なものかと考えるようになりました。
顔はダンナ似。足のつめは私にそっくり。でも指の長いところはだんなに似ている。
なんという融合でしょうか。

そもそも、子供の頃から疑問だった。姉妹3人、同じ両親から産まれてきたのになぜに違うのか。
例えば、
私:運動は大の苦手、どれをとっても得意なものがない。
妹1:運動が得意。絵が上手
妹2:天然パーマ。水泳が得意

いやはや、運動がどうかというところくらいしか今のところ浮かばないけれど、私はどうしようもない運動音痴なのに対し、妹達はまあまあできるほうだ。リレーの選手にもなっていたので、そこそこできるほうだと思う。
なぜこんなに違うのか?疑問に思いつつ調べようとしなかった。

今回、図書館で本を借りて読んでみた。
すると、染色体23組46本のうち、受精するにあたっての細胞分裂で、23本のみの卵子になるらしい(精子も同じ)。
そして、受精して、晴れて23組46本の普通の(体細胞)細胞の染色体と同じ数になると。
って、一般常識かもしれんけども。

1番染色体が2本、2番染色体が2本・・・という風に、23番まで2本づつになっている。
23本セットを作るにあたり、各番号から1本だけ取り出される。その際に、その組み合わせが2の23乗になるらしい。
例えば、1番染色体は○●のうち、○。二番染色体は、△▲のうち▲を使う。というように。
そして、さらに○●のうちの一部分のみが置き換わる組み換えという現象もあるので、ものすごいパターンの減数分裂した卵子や精子ができるという。
・・・というわけで、精子や卵子の染色体のパターンがものすごい数があるので、一卵性双生児でなければ、同じDNAで構成される染色体の兄弟はまずできないということがよくわかった。

遺伝って、すごい。
私の遺伝子も、父と母から一本づつ。それもさらに・・・・・・、と考えると、なんとすごいことなのだろうと想像がつかない。
生物とはすごいものだなあ。



それと、本に書いてあった生物の起源の一節。
ビッグバンの後、エネルギーは、陽子と電子と中性子の状態であった。とのこと。
陽子と中性子、電子かー、へー。
電子の数が、その元素の元素番号だということは知っていた。でも、原子核がどうなっているのかとかは全く知らず。どの元素も同じなんかな?とか思っていた。
ちょっと調べて初めて知ったのだけど、電子と陽子の数は同じということ。陽子は+の電荷を持っていて、電子は-を持っていて引き合っているからそうなのか!と、初めて知りました。
そして、一番軽い水素は、電子一個と陽子一個だけの組み合わせなのだということも。唯一中性子を持っていない元素だということもはじめて知りました。



・・・・・・と、考えると。水素が核融合してヘリウム、さらに核融合して最後は鉄になるということ。
水素が全ての物質の元になっているんだなとうことが、なんかちょっとだけだけどわかった気がした。
本当にちょっとだけだけど。

陽子と電子は一緒になると、爆発して消えてしまうらしい。なぜ一緒にならないのか。そこにはどんな力が働いているのだろうか。
という雑記。この歳になって、理科の楽しさを知りました。

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