2012年1月29日日曜日

あかちゃんがやってきた

予定日一週間遅れで、やっとこさあかちゃんがお腹から出てきた。
ぜんぜん産まれる気配がなく、このまま月曜日に入院→促進剤で出産か・・・、と思っていたのだけど。

1/20
金曜日、今まで見たことも無いようなへんなおりものがあった。色々ネットで調べたら、同様のものがあった人は、翌日陣痛がきて産まれたらしい。ということはもうすぐか!とちょっと期待。

   その日の夜は、二日連続であった5、6分ある前駆陣痛とあかんぼによるお腹の鋭い痛みが全然ない。




1/21
そろそろ寝るか、と思ったところ突然破水。びっくりしてがくがくぶるぶる。
病院に行くと、しっかり破水しているとのことで入院に。ダンナがいてくれてちょうどよかった。一人では完全にパニックになっていた。破水から始まるとは思わなかったから。
入院し、しばらくすると陣痛が始まった。不定期だけど、10分間隔くらいである。
しかし、その日はまだ子宮口の開きが2センチくらいとのことで、私は寝ることにしてだんなも家に帰ることに。

翌朝、ダンナも7時くらいにやってきて、私は子宮口を開くために風船を入れました。そして、飲み薬で陣痛を促進することに。しばらくすると今までよりも強い陣痛が定期的にやってきた。お昼ごはんを食べていると、けっこうな痛みに。もうしっかり定期的な陣痛がついてきた。
それから数時間たって、子宮口が5,6センチ開いたとのことで、風船を外すことに。
しかし、それでも陣痛が弱いらしく、翌日促進剤をうつことになった。

ちなみに、この日は3食がっつり食べました。
その日は産まれないということがわかったので、夜にだんなに一度帰ってもらった。

  1/22
   朝の3時頃にだんなが戻ってきたのでびっくりしたけどうれしかった。痛くて痛くて眠れなかったから。眠れる薬をもらったのだけど、効果がない。陣痛の合間にちょっとうとうとできたようなできなかったような・・・というところ。
朝は、痛みが強くてごはんなど食べられない。パンを二口くらい食べるのがやっとこさ。ダンナに、ビタミンウォーターのゼリー状のものを買ってきてもらう。
促進剤を点滴でうち始めた。最初はちょっとづつ、時間をおいて、どんどん量が追加される。
もともと痛かったのが、どんどん強い痛みに変わり、痛みの間隔が短い。モニターの数値は小さくても、とても痛い。
お昼ごはんももちろん食べれず。陣痛が来るのが恐怖。でも、産むためには陣痛がないと。

前日の昼からずっと定期的に痛くて眠れないしもう疲労困憊。



すると、お尻や股が圧迫されるようになってきた。痛い。しかし、子宮口は全開ではないのでいきんではだめということで、我慢しなければならず。テニスボールで押したりするのだけど、効果があるような無いような。この、いきみ逃しの間は地獄、本当に地獄。
ぎゃーーーーー、とか痛いーーーーーー、とかもう無理ーーーーーーとか叫んだり、「いや、いい大人なのにダメだ」と我に返って痛みに耐えること数時間。
子宮口が全開になった。憧れの「全開です」の言葉に、やっと産める!と思ったのだけど、まだあかんぼが降りてきていないとのこと。
今度はいきまなければならなくなった。いきむのは、これまた地獄。いきむと下がものすごく痛い。しかし、いきまなければ産まれないとのことで必死でいきむ。


そして分娩室へ。陣痛のたびにいきむ。しかしぜんぜん降りてこないらしい。あおむけではいられなくて、四つんばいになっていきませてもらいました。
担当してくれたのが、検診のときに何度も見てくれていた助産師さんだったのがものすごく幸運でした。わーわーぎゃーぎゃー叫んだり、泣き言を言いました・・・・・・。

しかし4時間たっても産まれて来なかったらしい。いきむと痛い。すごく痛くて苦しい。でもいきまなければ産まれてこないし、でもいきんでもいきんでも産まれて来ない。


最後は、吸引することになり、だめなら帝王切開ということになった。もう、なんでもいいです。と
思った。もうこの苦行から解放されたい。
お医者さんが二人になり、ひとりのお医者さんがお腹を押す。すると、このまま吸引じゃなくても産めそうだということになった。
お腹を押す手を跳ね除けるように力を入れて、と言われて、その後2回ほど同様のことを。しかしまだ産まれて来ない。
「もう一回がんばって、次産まれてくるから」と言われたのだけど、「もう無理ですーーー」と言うと、
おなかを押していた先生が強い口調で(決して怒っているわけではなく、強い口調)、「この手を跳ね除けるように力を入れて!」と。
いつもは優しい先生だったので、ちょっと驚き、最後に渾身の力をこめました。
すると、お腹の中を何かが抜けるような感覚があってあかちゃんが出てきました。

おなかの中にいたのは本当にあかちゃんだったんだ、と思った。


長いお産でした。破水から始まって約2日間(42時間くらい)の長い格闘でした。
もうお産は二度としたくない。今回、ここまで産まれて来なかったのは、へその緒がかなり短かったことが原因らしい。
でも、自然分娩で産ませてもらえて本当によかった。大きな病院で産んだのだけど、小さな産院だったら、今回の私の分娩は無事にいったかどうかわからないなあとも思いました。


助産師さん、二人のお医者さんの3人のおかげです。みんな女性で、すごくかっこいいなあと思った。さすがプロだなあと。
心の底から「ありがとうございました」という気持ちでいっぱいだったし、何度言っても言い足りないくらいでした。
お産てすごい。そして、こんな大変なことを世の子持ちの人達はみんな乗り越えてきたのだと思うと尊敬します。



今回のお産では、陣痛室にいた時間がとても濃厚なものになりました。すぐに陣痛がすすむ人もいれば、夜中に絶叫する人もいて、色々なんだなあと思ってドキドキしていました。特に、絶叫する人は「そんなにつらいのかな」と不安になったり。
でも、その人の気持ちが後からよくわかった。ありゃつらいわ。いきみのがしもいきみも、たしかに叫ばずにはいられないなあって。

0 件のコメント:

コメントを投稿